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熟年離婚と年金

年金


女性の自立が進む中熟年離婚も年々増加していますが、厚生労働省の人工動態統計の年間推計をみると、実はここ数年熟年離婚が減少を始めています。
その背景には、平成19年4月からスタートする離婚時の年金分割、及び平成20年4月からスタートする第3号被保険者期間に係る厚生年金の分割の影響が大きいと言われています。
熟年離婚をした時、サラリーマンの夫は厚生年金に加入している為、それなりの老齢厚生年金をもらうことが出来ます。
しかし、家庭で夫を支えてきた妻は、わずかな国民年金しか受け取ることが出来ない場合が多く、また、夫名義の老齢厚生年金は夫にしか支給されません。
しかし、サラリーマンの夫を支えた妻の貢献度が年金額に反映されていない、という声や、高齢独身女性の離婚後の貧困生活が社会問題にもなっている、などの現実から、平成16年度の法改正により、婚姻期間中の厚生年金を夫婦間で分割する、いわゆる年金分割が可能となりました。
その為、この年金制度改正まで待って、様子を見たうえで離婚をしようと考えている妻が多いと推察され、現時点では熟年離婚が減少しているのです。


年金分割制度への関心


平成19年4月に導入される離婚時の年金分割制度について、結婚20年以上の熟年世代で特に関心が高く、中でも女性に年金分割制度を歓迎する傾向が強いことが、朝日新聞のアンケート調査で浮かび上がりました。
年金分割制度導入後に、熟年離婚が増えると考える方は全体の76%で、5年以内に離婚すると思うと答えた方も、結婚20〜30年で5%近くいました。
離婚件数は、現在のところ3年連続で減っていますが、年金分割を待つ熟年離婚者が広がっているとの指摘もあるようです。
また、年金分割制度を知っている方は、少しも含めて全体で83%もおり、熟年世代では9割近くが知っていました。
また、全体の半数が年金分割制度を望ましいと答えており、男女別に見ると、女性63%に対して男性は40%、熟年世代の女性は68%で際立って高いことも分かりました。
以上の結果からも、年金分割制度への関心が極めて高いことが分かって頂けると思います。


年金分割のスタート!


現在、年金制度改正まで待って、様子を見た上で熟年離婚を決めようという妻が増加しているようなので、その年金分割制度がいつからスタートするのかを簡単に紹介しておきます。
まず、年金分割には2種類あり、平成19年4月1日からスタートする離婚時分割と、平成20年4月1日からスタートする3号分割があります。
この2つの制度には、共通点はいくつかありますが、基本的には異なる内容になっています。
平成19年4月1日からスタートする制度は、施行日以前の保険料納付記録も分割対象となりますが、平成20年4月1日にスタートする制度は、制度実施移行の婚姻期間(第3号被保険者期間)に対するものです。
その為、現在熟年離婚を考えておられる方たちには、平成20年4月1日からスタートする年金分割制度に恩恵を受けることはほとんどないでしょう。

年金分割制度とは?

2007年4月から本格的にはじまる離婚時における年金分割制度の説明。もらえるための条件は?受給資格について。厚生年金が具体的にどのように分割されるのか?年金分割制度のメリット、デメリット。このカテゴリの情報が少しでも参考となれば幸いです。

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